のぼりとは?

よく耳に・目にするのぼり。

のぼりとは根本的に何なのか?何が目的で最初は使われるようになったのか?時代背景を観察しながらのぼりの歴史を紐解いて行きましょう。

先ずは、のぼりを漢字で書くと「幟」と書きます。

機織などの「織」と言う漢字に似ています。

普段はひらがなで書かれていることが多く、突然「幟」という漢字を目にしたら読めない事がないように記憶しておきましょう。

のぼりとは、日本では旗の一種と定義されています。

竿にくくりつけてある大きな長方形の布である。

この幟が登場するのは何千年も昔の話です。

時代は平安時代。

平安時代は794年~1185年の間に桓武天皇が、都を京都に移してから、源頼朝が鎌倉幕府を開くまでの間の時代である。

平安時代の特徴としては、藤原家の絶対王政や武士が生まれた時代でもあります。

平安時代後期になると、源平の合戦が起こり、源氏と平家による熱い戦いが続きました。

源氏の指揮を執ったのが後の鎌倉幕府を開く源頼朝であり、弟の源義経の活躍もあり合戦は大勝利している。

こんな時代であった平安期に幟が登場します。

幟は平安時代以降、戦では欠かせない戦道具の一つになりました。

戦での使われ方は、見方と敵の見分けをつけるために用いられたり、自軍の軍容や勢いを誇示するために使われていたと言われています。

長い布の短辺を紐で括り付けて、風になびくように高く、高く、大きく作られました。

のぼりは軍の象徴的な役割を果たしていました。

そこから室町時代、戦国時代へと時を経て、幅広く用いられるようになりました。

幟は従来の流れ旗よりも管理がしやすいことを活かし、纏と呼ばれていました馬印などに幟が使われるようになっていきました。

幟は軍旗として用いられたのが始まりでした。

現代では広告用として幟が用いられることがほとんどです。

芝居小屋や商店街の店頭でよく見かける存在になっています。

昔とは遥かに使い方が変わっていることに驚きです。

よく耳に・目にするのぼり

昔はのぼりを支える棒に竹を使用していました。

今では金属製のパイプ塗料を塗って表面加工がされた既存品を使う場合や、合成樹脂を使用した素材が使われることが多くなってきています。

幟のメインとなる布の部分も、耐久性などが考慮されて合成繊維が使われています。

戦国時代などで軍旗として使用されていた頃は、人が幟を管理していたのに対して、今では台座に幟を固定して無人で管理している所がほとんどである。

今では昔よりも幟に対する考え方や用途が大きく変化しています。

戦国時代は戦の連続で、所領や領地を拡大するために国同士が争いを繰り返す戦乱でした。

戦では何万人にも及ぶ侍が命を賭けて闘います。

そんな中で、自分達が所属する国の軍旗・幟が目に入ると士気が高まり、モチベーションも上がり戦の勝利へとつながっていきました。

敵と見方の区別は当時死活問題へと繋がる重要な問題だったのです。

こういった歴史的背景が影響して、日本では幟文化が今でも続いています。

現代では平和になり、戦は起こりませんが、ライバル店などとの売り上げ競争などの独自の戦で幟が使われています。

昔とは目的は違えど、のぼりが果たす役割を期待している事は変わっていません。

日常生活の中で、のぼりを見かけることは本当に多いです。

テレビを見ていても、映画を観ていても、漫画を読んでいても。

たくさんの場面でのぼりは使われています。